大した話じゃないんですが、今回のイベントで自分のスタンスがより明確に定まったといいますか。
せっかくなので、書いておこうと思います。
ちょっとスタンスを更新したぞ↓
弓月キリのスタンス
私自身『作り手も読み手も参加者もみんなが楽しく、出来る限りコストを安くして創作活動を楽しまなきゃ意味がない』と思い、【自分もみんなも楽しいと思う創作活動をする】というスタンスでこれまで創作活動をしてきました。
実際に、スタンス通りに活動しなかった時(過去のサークルや札幌creative、前回のイベントなど)は必ず失敗しています。
今回のイベント参加で気づいたことがあるのでスタンスを修正します。
今後もこのスタンス通りに活動していこうと改めて強く思いましたが、今回のイベント参加で、思うところがあったので、以下のように修正します。
【自分もみんなも楽しいと思い、「私も創作をしてみたい」と思ってもらえるような創作活動をする】
『創作活動をする人が増える=仲間が増える』ということで、私はもっと創作活動を身近なモノとして考えているので「わたしには無理なんだ……」と思ってしまうと悲しいです。上手い下手じゃなくて「楽しいか」「楽しくないか」で考えてほしいなって思っています。
補足:そりゃ売れた方がいいけれど……
※以下に記載している文章は、決してプロの世界を批判したいわけではありません。
売れなかったのは、本当に作品のせいですか?
『売れるもの』は、作品の上手い下手が全てではありません。
『たまたま好みに合う客と出会わなかった』
『売り方(設営の仕方)に問題があった』
『客として見た時に「値段が高すぎる」と思ってしまうような価格設定をしてしまった』
『宣伝・販促が足りていない(どんな作品でどの良さがあるか伝わっていない)』
今軽く書き出しただけでもこれくらいあるんです。他にも売れなかった要因がもっとあるかもしれません。
『売れるもの』は【買ったときに後悔させないものを作ること】の前提条件に加えて【需要がある】ことが必要になってきます。
もちろん、売れることは嬉しいですが、私は『売れるものを作る』のは、商業の世界の話だと思っています。
【売れるものを作るためには、需要を見極めつつ、高みを目指して完璧を目指す必要があります。】
上の文章に反発したくなった人は下に書いた話を見てください。
先ほど書いた文章はプロを目指す人の話です。反発したくなった人は私と同じ『創作活動を楽しみたい』と思った【プロじゃない人】です。
プロじゃない我々は自由に好きなように作品を作ることができます。
自分が自由に好きなように表現した世界や作品を誰かが価値を認めて買ってくれる時こそ、幸せと喜びを感じるのではないでしょうか?
もちろん、プロじゃなくても高みを目指して完璧を目指すことは悪いことではなく良いことではあります。それに、『金を取る以上プロだ』の言葉も間違ってはいません。
ただ、私は仕事の世界と趣味やアマチュアの世界とは別物だと思います。仕事にするなら『客から金を取る以上プロ』です。趣味やアマチュアの世界なら『客に作品の価値を認めてもらい金を貰う』です。
このやり方で仕事をしている人がいるから混同してしまいますが、業種によっては『客に作品の価値を認めてもらい金を貰う』やり方でお仕事ができるなら理想だと思います。
趣味の世界で「私にはできない」と苦しむ必要はありません。素直にできないところは妥協しましょう。プロじゃないのに自ら敷居を高くする必要はないはずです。
『何のために創作活動をしているのか?』
売れることよりも大切なものを見失ってはいけません。
シンプルに「楽しめるか楽しめないか」「自分が納得するか納得しないか」でいいんです。
※以下に記載している文章は、決してプロの世界を批判したいわけではありません。
私の場合は、中綴じは不器用故に断念し、製本所の利用はコスト面で断念しています。
(記念として製本所でお願いして作るかもしれませんが、それは今じゃないです)
※キリの不器用さ目安→化粧断ちしようとカッターで端を削っていたら「あ゛ーっ!」って本体まで削ってしまい、リカバリー不可に。化粧断ちしない方がまだ綺麗なので、何のために化粧断ちをしているのかわからなくなる。(結果、かなり綺麗に折って、ちゃんと整えてから平とじすることで妥協した)
プリンターもインクの都合でモノクロプリンター(インクジェット)で、紙に至ってはビックカメラでコピー用紙を購入しています。
ただ、色や厚みなどはかなり拘りました。
表紙だってモノクロ印刷ですが、これだけ妥協しても自分が納得いくレベルには仕上がります。
何よりも作るのが楽しいし、比較的すぐ出来上がります。2日あれば50Pくらいなら24冊できます。
やろうと思えば、あるものだけでも何とかなるものですし、何よりも我々はプロじゃない。
『プロじゃないからタダで』という人は買わなくていいですし、内心でいくら馬鹿にしてても構いません。
プロの世界でも、プロじゃない世界でも、【本気で今出せる全力で楽しんで納得のいく作品を作って、その作品を気に入った人が買う】という輝いてる空間は生まれるんです。それぞれの世界で生まれた輝いている空間を、私は今もこれからも大切にしていきたいと思っています。
同じ気持ちの人がいたら嬉しいなぁ。